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「シャザーム!」の謎。(TV版) [特撮]


シャザム! :魔法の守護者(THE NEW 52! ) (DC)

シャザム! :魔法の守護者(THE NEW 52! ) (DC)

  • 作者: ジェフ・ジョーンズ
  • 出版社/メーカー: 小学館集英社プロダクション
  • 発売日: 2015/02/07
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)


今「シャザム!」と言うンすね。音楽調べるソフトと名前がバッティングするから?
まぁいい、ここではシャザームで通します。

シャザームについて簡単に説明すると、「シャザーム」とは孤児ビリー少年がスーパーヒーロー、キャプテン・マーベルに変身するための呪文で、6人の神々の頭文字(ソロモン、ヘラクレス、アキレス、ゼウス、アトラス、マーキュリー)をつなげたものです。また、キャプテン・マーベルのことをシャザームと称することもあります。今はもうシャザームなのかな?これはキャプテン・マーベルというヒーローが会社毎に複数存在するからで、要は問題があるからです。詳しくは知りませんというか知ってるけどあやふやです。
 そのオリジンは、新聞を売っていたビリー少年が、黒衣の男に連れられて乗った、アールデコな地下鉄の着いた先ははシャザム老人の住む「永遠の洞窟」だったのです。老人はビリー君に魔法の言葉シャザムを唱えることを教え、ビリー君はスーパーヒーロー、キャプテン・マーベルになったのです。

 上記のことを踏まえて、70年代のTV版「シャザーム」の話をします。日本には来てません。何故なら安っぽいからです。制作のフィルメーションは、ドボチョン一家やアーチーのアニメで有名ですが、スーパーマン、バットマン、アクアマン、ジャスティスリーグなどのTVシリーズを作っていて、70年代から80年代まで低予算の実写ジャリ番にも手を出していて、この番組のそのひとつです。

 ビリー少年は、少年スターのマイケル・グレイ。その後見人ことメンターに、ラジオスターのレス・テレメイン、そしてキャプテン・マーベルはジェイソン・ボストウィックが演じていましたが、酔っ払って撮影をバックレたので、シーズン2以降ジェイソン・ダーヴェイに取って代わりました。

 ドラマは、オールロケ、特撮少なめ(ほぼキャプテンが飛ぶシーンのみ。あと変身バンク)でメンターが運転するキャンピングカーに乗ってビリー少年がアメリカ中を旅し、出合った人達の様々なトラブルをキャプテンマーベルに変身して助けるという。全くアクションパックでない、変身する生活ドラマです。アメリカ中といってもカリフォルニア近くの砂漠でロケする感じで、大体同じ風景です。ビリー少年は車に設置された変な機械を使って、永遠の洞窟にアクセスします。洞窟には上記6人の神々が居て全員アニメです。アニメの声優は、フィルメーションに於いてありがち(というか短篇アニメの伝統をひきついで)プロデューサーのルー・シュマーとノーム・プレスコットが担当しています。

原作との相違点を整理すると:
1.ビリー少年はキャンピングカーに乗って旅をしている。busi074081.jpg
2.後見人メンターがいる。mentoruntitled.png

3.車の中の機械で永遠の洞窟に行ける。
4.永遠の洞窟にはシャザムでなく6人の神々がいる。

絵が安い!ヴィランが出てこない。もちろんキャプテンの仲間も、を別にするとこんなところです。

テレビ版を見ていてどうしてこうなったのかなー?と考えていたのですが、1に関してはまずセットが組む予算がもったいなかったのだと思います。フィルメーションは基本アニメスタジオですからセットを組むスタジオなんか持っていないのでしょう。どうしても必要な永遠の洞窟はアニメで描いちゃって合成すればいいのですから。スタッフに描かせればそれでOKです。
2のメンターの存在は孤児設定がコードに抵触するからだと思われます。虐待ですから。でもメンターってどこからきたんでしょう。あとキャンピングカーって?
そう思いつつ原作をみていると、いました!メンターぽいひと。
30d9f673af0163917d1a8ea760efed58.jpg


そしてキャンピングカーぽいものも。
shazamsubway.jpg
そうです。メンターは、ビリー少年を永遠の洞窟へ導く黒衣の男、キャンピングカーは永遠の洞窟に通じるアールデコな地下鉄なのではないでしょうか。3の機械はキャンピングカーが永遠の洞窟に通じる地下鉄から変質した結果産まれた物なのです。

そう考えるとしっくり来るんですよ。全てが。

ちなみに4の理由はわかりませんが、白いヒゲの老人よりはアニメだし6人書いた方がニギヤカしになるのでは?という感じじゃないですかね。
ちなみにこの6人の神設定は、DCのyoutube配信アニメシリーズ、「DC Nation」のシャザーム!エピソードにに受け継がれています。

どんなに番組が安くても人気さえあればポップカルチャーになれるという見本のような話ですね。

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さて、ここまでの与太を投稿したところ、上記邦訳を上梓なさっているSENさんからリプライを頂きました。
https://twitter.com/SEN1227/status/745516072774688768
なるほどなるほど。
僕はこのシリーズにマーベル・ファミリー要素が0なのでアンクル・マーベルのことは知っていましたが、意識からオミットしていました。

でもこれ、本当にそうなの?黒衣の男は与太だって事は自分でも意識してるんだけど、アンクル・マーベルが元ネタ?コミックスがTVシリーズから設定を引っ張ってくる事はよくあることだし(グリーン・アローのコミックスにディグルが登場したように)、TVから引っ張ってきた可能性もあるんですよ。第一フィルメーションがコミックス原作をそこまで尊重していれば、あんな番組にはなりません。
ツイートにリンクされてるDCのwikiにもJerry Ordway modeled his version of Dudley after actor Charles Durning. って書いてあるし。コミックスにメンターを出すためにアンクルマーベルを利用した可能性もあるわけです。シャザーム好きで仕事にもされてる方の御意見として拝聴しましたが、100%鵜呑みにするのはどうかと思います。というかしません。
これを厳密に解明するにはコミックスの出版履歴とテレビの放映リスト、そして当事者へのインタビューが必要なわけですが、そんなことはまじめな研究者がすればいいわけで…、フィルメーション本に何か記述あるかしら?

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コメント 4

ふこをさん

メンターはアンクル・マーベル(マーベル・ファミリーの一人)が元だと教わりました。よかったよかった。
by ふこをさん (2016-06-22 16:23) 

ふこをさん

というわけで追記してみました。
by ふこをさん (2016-06-24 15:45) 

ふこをさん

フォローするわけではないですけど、邦訳された新作シャザームはクラシックなシャザームが好きな僕も、悪くないと思っているのでみんなも読むといいです。
by ふこをさん (2016-06-24 15:50) 

ふこをさん

あっ1981年のカートゥン版はアンクル・マーベルとトーキー・タウニーが出てるな。この事と混同されているのかも?
何にせよ、コミックとカートゥン版をきちんとみてみないといかんですね。
by ふこをさん (2017-01-13 17:29) 

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